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フランスで「痩せすぎ」モデルを禁止する法案可決

「痩せ過ぎモデル」に罰則=拒食症対策へ新規制―仏議会

フランス下院は3日、痩せ過ぎのモデルを採用した事務所に罰則を科す法案を賛成多数で可決した。推進派は、スリムなモデルに憧れるあまり、多くの女性が拒食症に陥っていると問題視しており、規制を設けて改善を促すのが狙い。ファッション業界は、モデルのスタイルは自由であるべきだと反発している。

  新たな規制は、肥満度を示す体格指数(BMI)が「一定のレベル」を下回るモデルを雇用した事務所や責任者に対し、最大7万5000ユーロ(約980万円)の罰金や6カ月以下の禁錮刑を課す内容。政府が提出した健康増進法案に、一部議員が修正を加えた。

  推進派議員は「スペインやイタリアにも同様の措置がある」と理解を求め、トゥーレーヌ保健相も「モデルはよく食べ、健康に気を配るべきだ」と賛同した。仏下院は先に、過度に痩せた女性を礼賛するような表現に罰金を科す法案を可決している。仏国内の拒食症患者は4万人に上り、このうち9割を若い女性が占める。 


■フランス、「痩せすぎ」モデルを禁止する法案可決

フランス国民議会(下院)は3日、痩せすぎのモデルを禁止する修正法案を賛成多数で可決した。ファッションの都・パリ(Paris)のモデル事務所は声をそろえて反対を叫んでいる。

「痩せすぎ」奨励を罰する法案可決、フランス

 修正法案は「体格指数(BMI)が一定基準以下の人」は「ランウェイ(キャットウォーク)モデルとして働くことができなくなる」と定めている。「痩せ過ぎ」とみなされるモデルを雇用しているモデル事務所には6月以下の禁錮刑と7万5000ユーロ(約980万円)以下の罰金が科される可能性がある。

  修正法案を提出したオリビエ・ベラン(Olivier Veran)議員は「そのような刑罰が科される可能性は、業界全体を規制する効果を持つ」と述べ、同様の対策がスペインやイタリア、イスラエルなどですでに取られていると付け加えた。

  先立ってマリソル・トゥーレーヌ(Marisol Touraine)保健相は、若いモデルたちは「よく食べ、健康に気を使うべきだ」と述べ、「これは、モデルたちを美しさの手本とする若い女性たちへ向けた重要なメッセージだ」と語っていた。一方、全仏モデル事務所組合(SYNAM)は、同修正法案が可決されればフランスのモデル業界の競争力が損なわれると批判していた。

■拒食症の奨励にも罰則

  この法案の可決に先立って、「過度の細さ」を扇動した者に対し、1年以下の禁錮刑と1万ユーロ(約130万円)以下の罰金を科す修正法案も可決されていた。この法案は、拒食症を奨励しているとの批判も浴びている「プロアナ(pro-ana)」ウェブサイトを標的にしている。

  フランスでは最高4万人が拒食症を患っていると推定されており、うち10人に9人は女性や少女だという。