春夏秋冬・喜怒哀楽 今日の私のココロ模様

季節祭・催事・日々の出来事・ニュース・話題やお役立ち情報、喜怒哀楽的・雑感などをつづっています。

スポンサーリンク

7月1日より食品関連の値上げラッシュ パンやチョコ トイレットペーパー

パンやチョコなど食品値上げ相次ぐ

 

円安などによる原材料価格の上昇を受けて、今月もパンやチョコレートなど、食品の値上げが相次ぎます。

このうち、「山崎製パン」と「フジパン」、それに「敷島製パン」の3社は、1日から食パンや菓子パンを値上げします。値上げされる商品は3社で合わせて280品目余りに上り、値上げ幅はおよそ1%から7%になります。
また、食品メーカーの「日清フーズ」と「日本製粉」、それに「昭和産業」の3社は、小麦粉やパスタを1日からおよそ1%から8%値上げします。さらに「永谷園」は、お茶漬けやふりかけ、スープなど合わせて60品目をおよそ5%から10%値上げします。


このほかチョコレート系のお菓子では、「明治」が今月7日以降順次、24品目について、およそ10%から20%値上げしたり、価格を据え置いて量を減らしたりするほか、「ロッテ」と「森永製菓」が今月14日から合わせて18品目をおよそ5%から10%値上げします。
値上げの理由として、各社は円安や世界的な需要の増加で原材料価格の上昇が続いていることを挙げています。


さらに来月には、「カゴメ」や「ブルドックソース」など一部のメーカーが、25年ぶりにソースを最大で10%値上げするほか、衣料品チェーンの「ユニクロ」は、本格的に販売が始まる秋冬向けの商品の一部を平均でおよそ10%値上げする見通しで、今後も暮らしに身近な商品の値上げが続きそうです。

 

今年、食品の価格が次々に引き上げられている。
理由は世界的な需要増加に伴う食品価格の高騰に加え、円安が進行。輸入食材を中心に仕入れ価格が高騰し、これまでの価格の維持が難しくなったからだ。

  年初からの動きをまとめると、まず1月に麺類が値上げを行った。即席麺の主要メーカー、日清食品東洋水産サンヨー食品などが一斉に即席麺の値上げに踏み切り、日清フーズ日本製粉昭和産業がパスタの価格を家庭用、業務用ともに引き上げた。小麦はその多くを海外からの輸入品に頼っており、円安の影響をまともに受けた形だ。

  2月は冷凍食品。味の素冷凍食品、テーブルマークニチレイフーズなどが家庭用冷凍食品の価格を改定。冷凍食品は3月にも他メーカーも後を追った。同月にはアイスクリームもハーゲンダッツやロッテなど数社が一斉値上げ。4月にはカゴメキッコーマンがトマトケチャップやトマト加工品を。さらに各乳業メーカーがバターやチーズを値上げした。

 

  そしてこの7月、さらなる値上げラッシュがやってくる。象徴的なのはチョコレートで、ロッテが「ガーナ」「クランキー」など主要8品目を、森永製菓も「ダース」「小枝」など10品目を値上げする。明治にいたっては10品目を値上げし、14品目について容量減量と、24品目について事実上の”値上げ”をおこなう。

  全国菓子卸商業組合連合会の総会で理事長が「中小メーカーも恐れずに値上げに踏みきってほしい」と発言したことで、他メーカーの追随も予想される。消費者にとってはうれしくないトレンドかもしれないが、チョコレートはこの数十年、もっとも値上げの少ない食品のひとつ。ロッテにいたっては、1974年以来41年ぶりの値上げであり、デフレ脱却を象徴するできごとのひとつともいえる。

また小麦粉関連の製品の値上げも続く。製パン大手の山崎製パンは、7月1日出荷分から「ロイヤルブレッド」「芳醇」などの食パン14品や、「薄皮つぶあんぱん」などの菓子パン107品を含む168品目を値上げする。

  同じタイミングで、日本製粉日清フーズは家庭用小麦粉の価格を改定。海外産の小麦は政府が国家貿易として一元的に輸入し、製粉企業や醤油メーカーなどに卸す仕組みとなっている。海外からの買い付け価格を基準に設定される政府の小麦売渡価格が3%引き上げられたのも大きな要因だ。

  日本経済新聞社がまとめた飲食業調査では、2014年度に値上げをした外食企業は7割にのぼり、2015年度も価格を引き上げると半数近くが回答したという。実際、今年度に入ってから、モスバーガーバーガーキングなどのファストフード店の値上げも相次いでいる。

  日本の”食産業”は、長きに渡るデフレ下において食材原価、人件費、光熱費などを吸収してきた。だがここに来て「円安」など抗いようのない”外圧”にさらされ、さまざまな業種・業態で値上げに踏みきる動きが出てきた。2017年の消費税引き上げや、自社の取り扱い商品が軽減税率の対象となるか否かといった不安も大きい。もはや日本の”食産業”も、消費者の安売り要求に付き合ってばかりはいられない。

 

※オマケの付録

●「ユニクロ」で7月以降に売り出す新商品の約2割を値上げすると発表
●納豆 タカノフーズは、25年ぶりの値上げへ

■ティッシュペーパーやトイレットペーパーも値上げする


日本製紙クレシア王子ネピアの大手2社が、ティッシュペーパーやトイレットペーパーなどの値上げを打ち出した。


日本製紙クレシアは7月1日出荷分、王子ネピアは7月21日出荷分からの値上げを目指す