桜は日本列島駆け巡り 沖縄・石垣島から4カ月で北海道・釧路で桜開花
北海道・釧路で桜開花、最も遅く 沖縄・石垣島から4カ月
北海道の釧路地方気象台は6日、釧路市でエゾヤマザクラが開花したと発表した。1月6日の沖縄・石垣島でのヒカンザクラ開花から4カ月、気象庁の全国の桜観測地点で最も遅い開花となった。
釧路市の鶴ケ岱公園で、標本木に5、6輪以上咲いているのを観測した。この日は晴れで、観測時点の午前10時の気温は11・5度だった。
同気象台によると、5月6日の開花は、1972年の統計開始以降、最も早い記録という。
■全国で最も遅いサクラの開花 釧路
大型連休最終日の6日、北海道東部の釧路市ではサクラの開花が観測されました。サクラの開花を観測している気象台や測候所のある場所では、全国で最も遅い開花となりました。
6日の釧路市は、朝から青空が広がり、午前11時の気温が13度2分と、6月上旬並の暖かさとなっています。
この暖かさのなか、6日午前、釧路地方気象台の職員が釧路市の鶴ヶ岱公園でサクラの開花の目安となっている「エゾヤマザクラ」に開花の基準となる5輪以上の花が咲いているのを観測し、その場で「釧路市でサクラが開花しました」と発表しました。
ことしは気温が高い日が続いたことなどから、釧路市では去年より6日、平年より11日早く、観測が始まった昭和47年以降、最も早い開花で、サクラの開花を観測している気象台や測候所のある場所では、全国で最も遅い開花となりました。
公園を訪れた男性は、「例年に比べると早いくらいですが、サクラが咲いてようやく釧路にも春がきたなと感じます。気持ちが晴れやかになります」と話していました。釧路市のサクラは、早ければ今週中にも満開を迎えそうだということです。