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東根市はサクランボの輸出戦略を本格化 タイ・バンコクへ

東根のサクランボ、タイ足掛かりに世界へ 輸出戦略本格化

 
 東根市はサクランボの輸出戦略を本格化させる。今月、タイ・バンコクの日本大使公邸でバイヤーを招待した試食会を開くほか現地百貨店での試験販売も計画。オーストラリア産などのチェリーが流通する中、食味に優れた「東根ブランド」を現地富裕層にPRし市場開拓の可能性を探る。

 市は今回の取り組みを東根産果物の海外発信の足掛かりにする考え。内需が縮小傾向にある中、品質の高さを武器に東南アジア諸国連合ASEAN)などの世界市場に攻勢をかける。

 県国際経済振興機構によると、タイはASEANの中核国で日系を中心に自動車関連産業の集積が進み、生産拠点としての地位を確保。著しい経済成長を背景に、消費市場としての成熟度も高まっている。

 バンコクで1月に開かれた県などによる商談会に、市はJA全農山形、JAさくらんぼひがしね(東根市)とともに参加。現地では県産の果物が浸透している上、サクランボの主力品種「佐藤錦」の知名度も高かったという。タイではオーストラリア産やニュージーランド産のチェリーが市場に並ぶが、本田剛市ブランド戦略推進室長は「戦略次第では東根産の取引の可能性を感じた」と話す。

 市によると、土田正剛市長も参加する視察団が今月19~22日にバンコクを訪問。大使公邸を会場に、現地バイヤーらを招待した試食会・プレゼンテーションを開催する。佐藤錦と紅秀峰を持ち込んで食味などを紹介。相手側のアドバイスや意見を今後の海外展開の参考にする考えだ。

 また現地百貨店「セントラルチットロム」での試験販売を計画。試食のほか、化粧箱やパックで店頭に並べて富裕層の嗜好(しこう)を調査する。輸送の在り方についても検討する。バンコクで開かれる国際食品見本市も視察する予定。

 市ブランド戦略推進室は「東根産を現地のバイヤーや消費者に知ってもらい、今後の販路拡大につなげていきたい」と話している。
 

東根市(ひがしねし)は、山形県中央部にある人口約4万7千人の市。県内で人口が増加している唯一の市町村である。サクランボやリンゴをはじめとする果樹の栽培が盛んで、果樹王国として全国的に知られ、サクランボの生産量は日本一。自衛隊や空港、鉄道網、新興住宅が相次いで設置され、県内では唯一多くの労働力を必要としている自治体である。出生率は1.66、市民所得は324.6万円といずれの数値も県内自治体では最も高い。

 

県内の周辺市町村などからの移住者を中心に同市への定住者を増やしており、県内で唯一人口増加している。1999年12月に新設されたさくらんぼ東根駅周辺を中心に新たな『東根都市圏』を中心に、新市街地ができており、農、工、商ともに発展を続けている。なお、サクランボの主要品種である「佐藤錦(さとうにしき)」は東根市で生まれている。

 

村山地方の北部の北村山に位置し、北は村山市、南は天童市と接し、東は奥羽山脈があり、それを越えると宮城県仙台市である。明治以前は 出羽国(後の羽前国)村山郡であった。

●観光

自然
東根の大ケヤキ(国の特別天然記念物、1957年(昭和32年)9月11日指定)
イバラトミヨ生息地(県指定天然記念物、1986年(昭和61年)4月1日指定)
東根の大滝(関山の大滝、迫力のある大きな滝)

歴史・文化
普光寺(龍興寺)の鐘((正平11年(1356年)在銘、山形県指定有形文化財
大森山の磨崖仏(大森山南麓にある、県内最古の磨崖仏。鎌倉時代末期の作と推定されている。)
仏心寺の大仏(沼沢の仏心寺にある木造釈迦如来坐像。正徳5年(1715年)作。山形県指定有形文化財
長瀞城跡 (特に指定なし。城郭ファンが訪れる)
イベント東根元旦マラソン (毎年1月1日開催。8km、3km、歩いて3kmコースがある。)
さくらんぼマラソン大会 (毎年6月上旬に陸上自衛隊神町駐屯地周辺その他で開催)
ひがしね祭 (毎年8月10日11日市役所周辺その他で開催)
最上川舟唄全国大会(毎年9月に開催)
ひがしね湯けむり映画祭 (毎年秋に開催。場所「さくらんぼ東根温泉」)
東根市総合文化祭 (毎年秋に開催。場所「さくらんぼタントクルセンター )